【DX3】forget your worries and give me your smile
■トレーラー
朝には紅顔ありて夕べには白骨となれる――。
人の命は朝露のように儚いもの。しかし、かの者は再び露の姿を得たり。
それは輪廻の輪から弾かれたる哀れな魂か、はたまた人の営みから外れた魑魅魍魎か。
未だ我らはそれを知る術を持たない。
ただ何れにせよ、思慮を深くして相対せば、眼前にあるあまりにも純粋な生への渇望に目が眩む筈だ。
かの者は言う。ただ生きたい、ただ在りたいと――。
ダブルクロスThe 3rd Edition
- forget your worries and give me your smile -
■ハンドアウト
★PC① ??? 推奨カヴァー/ワークス 高校生/UGNチルドレン
戦闘部隊の精鋭となるべく育てられた君にとって、任務は絶対であった。
それは日常の守り手、すなわちUGNのチルドレンとしての常識であり、それを疑ったことは無かった。
しかし、この胸の奥底で疼くものはなんだろうか。
裏切り者として、かつての仲間と戦った時から、君の信念に綻びが生じ始めていた。
そのせいか、今では頻繁にあの時の“彼女”の儚げな笑顔が眼裏に蘇る。君はその蟠りを誤魔化す様に、思い出の品、彼女の形見のペンダントをそっと握り締めた。
▼シナリオロイス 白木有紗(しらきありさ) 推奨感情 P好意 N憐憫
▼PC間ロイス PC②
★PC② ??? 推奨カヴァー/ワークス なし/なし
わたしの考えは間違っていたのか?
その時、消え行く多くの命を前にして、君は反論の言葉を失った。
命をなによりも大切にする彼のことを、兄のように慕っていた。
だからこそ、君は今でも後悔している。あの時、自分がしっかりしていれば、彼は娘を失わずに済んだのではないか、FHに行くこともなかったのではないか。
奇しくもその元UGNの研究員の所在を知ることができた。悩んだ末に君は彼を訪ねることにした。
ただそれは、今にして思えば彼に最後の別れを言うための、支部長の計らいだったのかもしれない。
▼シナリオロイス 白木誠二(しらきせいじ) 推奨感情 P有為 N悔悟
▼PC間ロイス PC④
★PC③ ??? 推奨カヴァー/ワークス なし/UGNエージェント
ハンバーグ&カレーとハンバーグ&オムライス、どちらもハンバーグ+ご飯ではあるのだが、君はどちらも捨てがたく、決められないでいた。
このオープン喫茶店でのミーティングは初めてではなかったが、今日のランチメニューほど悩んだことはない。
今回、マークして欲しいターゲットはビジュアルがちょっとアレなのです。食べ終わってから話をしましょう。
支部長の言葉に一抹の不安を覚えつつも、君は再びどちらをチョイスしようかと、メニューとの睨めっこを再開した。
▼シナリオロイス FHエージェント“ローカスト” 推奨感情 P執着 N不快感
▼PC間ロイス PC①
★PC④ ??? 推奨カヴァー/ワークス なし/なし
散々に脅かされて緊張していた為、ペコリと頭を下げる“PC①”の姿にキミはいささか拍子抜けした。
やや恨みがましい視線を支部長に投げると、代わりに任務が返って来た。
それは相も変わらず抽象的で、一見、終わりのないようにも思えたが、自分が何を要求されているのかは分った。
キミはそれを引き受ける旨を伝え、目の前の“PC①”に「よろしく」と手を差し出した。
▼シナリオロイス PC① 推奨感情 P懐旧 N隔意
▼PC間ロイス PC③
※PCはUGNエージェント、もしくはイリーガル(すなわちUGN側の人間)となる。
※ワークスのうちUGN支部長・レネゲイドビーイングは不可とする。